みなさん雨の日の練習はどうしていますか?
雨でも予定通り走る。
トレーニングジムのトレッドミルで走る。
筋トレなど室内でできる練習にする。
ランオフにする。
人によってやり方は違うと思いますが、できればいつも通りに近い状況で走りたいですよね。
しかし普通のランニングシューズで雨の中を走るとすぐに足が濡れます。時間がたつと靴がグチャグチャして気持ち悪くなりますし、あとで乾かすのも面倒です。
3月の後半に雨で練習の中止が多くなったことから、梅雨の時期に備えてGT-2000 14 GTXを購入していました。
しかし、こういうものを準備すると雨が降らなくなるようで、その後4月も5月も出番がありませんでした。
梅雨になり再び雨が続くようになり、ようやく試す機会が訪れました。
今日はこのGT-2000 14 GTXで雨の中走ってみた感想を書きたいと思います。
結論を先に述べますと、
・クッションは十分
・安定感もすごく感じる
・想像していたよりは硬め
・スピードは出しにくい
・滑りそうだけど滑らない
・防水機能はかなり高い
というところでした。
GORE-TEXとは?
GT-2000 14 GTXの”GTX”はGORE-TEX(ゴアテックス)の略です。
GORE-TEXはアメリカのW.L.ゴア&アソシエイツ社のブランドで、このGORE-TEXブランドのなかにさまざまな製品が展開されていて、最高峰の防水透湿性素材で雨などの水は通さず、汗などの湿気を外に逃がすという優れた機能をもち、アパレルメーカー、シューズメーカーが作るシューズ・ウェア・グローブなどに採用されています。
例えばこのGT-2000 14 GTXにはGORE-TEXの”invisible fit”という技術が採用されています。
ゴア社は、自社が認めた「認定工場・認定ブランド」にしか生地を販売しないとのことで、各メーカーが厳しい基準をクリアしているようです。表地や裏地を貼り合わせたシート状の生地を、ゴア社から各メーカーに提供しているとのことです。
クッション・安定性は十分
GT-2000 14 GTXは、FF BLAST MAXという本来なら柔らかくてバウンシーなミッドソールを搭載していますが、後述するアウトソールの構造のせいか接地はやや硬めです。
それでもクッションの厚みは十分あるため、足が守られている感じはします。
そして、あまり弾みません。
FF BLAST MAXで想像される沈み込みも反発もありません。
雨の中だと滑らないように気をつけて走るため、私としてはむしろ余計な反発がないほうが安心ですが、物足りないと感じる人もいると思います。
土踏まずのサポートをすごく感じます。これはさすがスタビリティモデル。
ひと昔前のGEL-KAYANOよりもしっかりしているのではないでしょうか。
ここまでは安定性を求めたシューズらしい特徴が出ていると思います。
スピードは出しにくい
気になったのは、接地の際に前足部に乗りにくく、スムーズに足を回せない感じがすることです。
したがってスピードは出しにくいです。
やや重くも感じるので疲れやすいかもしれません。
シューズ全体の剛性が高いのか、手で曲げようとしても曲がりにくいです。
ジョグシューズだからもう少し柔らかくてもいいのでは?と思いましたが、雨用のアウトソールが影響しているかもしれません。
雨の日は安全に走れればいいので、スピードが出せないことは気にならないのですが、もう少しリラックスして走れる構造や柔らかさがあると長い距離でも使いやすいと思いました。
アウトソールの構造が特徴的

アウトソールは厚いゴムのブロックがいくつも貼り付けられたような形です。
走っていると前足部の方がかかと側よりも厚く感じます。
これが逆ロッカーのような効果になり、足の回しにくさにつながっているのかもしれません。
しかし横から見ると前後で厚さの違いはわからなかったです。
感覚的なものかもしれませんが、前後でブロックの形状や、硬さが違うものを使っている可能性が考えられました。
このようなアウトソールのシューズは見たことがありませんでした。
アシックス公式のHPを見ると、GT-2000 14には、トレイルランニングにも対応したGT-2000 14 TRと、ゴアテックス版GT-2000 14 GTXというのがありました。アウトソールをよく見るとGTXはトレイルランニング用のアウトソールをさらに厚くしたように見えます。
「ロード用の構成のまま、アッパーだけゴアテックスにしてくれれば良かったのに」、と思いました。
まあ、これはよく調べずに買った私がいけませんね。
滑りそうだけど滑らない
このアウトソールですが、接地時にゴツゴツした感触があることと、走る場所によっては「キュッキュッ」と音を立てるので、「滑るんじゃないかな?」と心配になりました。
しかし実際には、マンホールなど滑りそうなところを踏んでも滑ることはなく、濡れた路面をグリップしてくれました。
特徴のあるアウトソールの構造が、この役割を果たしてくれているのだと思いたいです。
慣れてしまえば、不安なく走れると思います。
防水性能はかなり高い
私が走った日はかなりの大雨でしたが、6kmほど走ったあと車の中で靴を脱いでみると、ソックスは全く濡れていませんでした。
これには驚きましたが、これこそがGORE-TEXの防水力というところでしょうか。
実は、ほかのGORE-TEXのシューズを試したことがなかったので、これが当たり前なのか特別なのかわかりません。
雨の中を走っていたので、さすがに少しは濡れているだろうと思っていました。
しかし、少なくとも私が走った範囲では、足はしっかり守られていました。
GORE-TEXの効果はかなり大きいと思います。
確かめているうちに雨が少し弱まったので、通常のジョグシューズ(GEL-CUMULUS 27)だとどのくらい違うのかも試しました。
400m走った時点でつま先が冷たくなり、1500m走った時点でびしょ濡れになったのでやめました。
そもそも普通のランニングシューズは通気性が良く、水分もよく通すはずなので試す必要なかったですね。
ちょっと気になる点
履き口がややゆるい感じがします。
かかとが抜けるほどではありませんが、少し固定が弱い気がします。
アッパーの防水機能が優秀なのに、ここがゆるいせいで隙間から水が入りそうな心配もあります。
私の場合は、足先が濡れていなければ足首が濡れてもあまり気にならないのですが、気になるかたは試着して確認したほうがいいと思います。
まとめ
GT-2000 14 GTXで雨の中を走ってみました。
防水性能はかなり高いです。
大雨の中で6km走っても、ソックスは濡れていませんでした。
安定感も強く、雨の日のジョグには安心感があります。
濡れた路面でも、普通に走る範囲ではグリップに大きな不安はありませんでした。
一方で走り心地はやや硬めです。
アウトソールの影響なのか、接地はゴツゴツしていてスムーズに足が回る感じは少なめです。
雨の日以外で使いたいとは思えませんでした。
普段のジョグシューズのような軽快さはありません。
しかし雨の日に練習を完全に止めたくないランナーにとっては、頼りになる一足だと思います。
みなさんは雨の日のランニングをどうしていますか。
ほかにも雨用シューズのおすすめがありましたら、ぜひ教えてください。